ごきげんよろしゅうございます。初春であります。週末、終業後、私は西に向かいました。えぇ、捜さないで下さい。

アラフォーの狂走は、なんとか此処(琵琶湖の端)で終止。3時間、眠いの堪えての激走であります。

木曜日にK先輩から、「週末、琵琶湖行くけど、どう?」とfacebook Messengerから連絡が。週末、また富山の釣れない釣りを展開しなければならないことを想って、ウンザリしていたところ、渡りに船である。K先輩は琵琶湖に当に船を持っていて、ビワマストローリングの名手なのだ。
つまり、あの美しい鱒をまた釣る事ができるのである。迷うコトなどあろうか。二つ返事で「同行させて下さい!」である。
そういうワケで、湖北の待ち合わせ場所で酒、呑んで寝ているとK先輩現る。facebookでやりとりしていたが、会うのは20年ぶりぐらいか。旧交を温めるうちに、ボート屋開店。準備して、荷物を船に放り込み、船庫からトレーラーごとリフトで出してもらい、そのまま進水(トレーラーごと)。なんか不思議な進水である。


ランプのスロープをリフトで押してもらい入水するのだ。初めての体験であるので違和感がある。

入江で方向転換して出発。前回も、ポイントに行くまで、ボートは飛ばすものだ(時速100k!位)と分かっていたが、今回は身の危険を感じた。船が小さいので、船首が絶えず宙に浮いているのである。(私は船首にしがみついている)船底が水面にバウンドする度に、体が浮いて湖北方面にすっ飛ばされそうになる。私と同じく船上に置かれている荷物が、吹っ飛んでいかないのをみると、大丈夫なのは解るのだが、スピード狂のK先輩のスロットル全開+殺人的なスピードも相まって恐怖の時間であった。

沖に出ると、生憎と天候が悪いので湖面も荒れている。三角波がダップんダップんする中、少ないアタリを取って何とかサカナをGet。



琵琶鱒。あらためて美しいサカナである。白銀の裸体が背に向かって銅色→銀褐色→マリンブルー→暗青色とグラデーションになる。30cm位の個体の風貌は、当にシラメそのもので、40cm位になると、琵琶鱒特有の風格をそなえる。
午後は、晴れてきたが風止まず。厳しい釣りが続いた。

比叡方面の連峰が威容を現す。

湖面に光が降りる。

風に身を削られつつ、暫しの安堵。
しかし、釣果は今ひとつ。なので、早めに上がり、
ホテルにチェックイン。館内の「ラジウム温泉」で冷えた体を蘇生。


後は、示し合わせた通り「お疲れ!快楽一直線」20年の年月も、
此処で邂逅したわけです。

さて、翌朝。前夜の深酒を物ともせず5:00起床。今日は、K先輩の同好の志T氏と同行。


前日とは打って変わって穏やかな日和。空のミルク色と湖面の乳色が混じり始める。湖霧が立ち込めている。
和んだ状況だったが、アタリは少ない。


なんとか釣って、翌日もあるので帰還。木之本まで戻り、再会を誓い散会。再びハイウェイスターに。発進直後、睡魔に襲われたので、
賤ヶ岳SAで休息。謎の「黒田ラーメン」を食して帰還。

K先輩、Tさんお疲れ様でした。今後も、宜しくお願い致します。